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技術講座 一般
交差適合試験
著者: 川越裕也1
所属機関: 1国立大阪病院免疫血液内科
ページ範囲:P.516 - P.521
文献購入ページに移動 血液銀行アメリカ協会(AABB)の技術的解説では適合試験の中に,
(1)患者の血液型,これまでの不規則性抗体などの検査結果の点検,(2)今,提出された患者検体のABO式,Rh式血液型判定,Rh式血液型判定,抗体検出,(3)使用予定輸血液のABO式,Rh式血液型判定,抗体検出,(4)狭義の交差適合試験,が含まれている.ここでは狭義の交差適合検査(交差試験)に限定して,その技術を中心に紹介する.交差試験は受血者(患者)血清と供血者(輸血液)血球との反応(主試験),および供血者血清と受血者血球との反応(副試験)があるが,赤十字血液センターからの輸血液に限り,血清中の不規則性抗体がチェックされているので副試験は省略してもよい.しかし院内採血のときには副試験も必要である.
(1)患者の血液型,これまでの不規則性抗体などの検査結果の点検,(2)今,提出された患者検体のABO式,Rh式血液型判定,Rh式血液型判定,抗体検出,(3)使用予定輸血液のABO式,Rh式血液型判定,抗体検出,(4)狭義の交差適合試験,が含まれている.ここでは狭義の交差適合検査(交差試験)に限定して,その技術を中心に紹介する.交差試験は受血者(患者)血清と供血者(輸血液)血球との反応(主試験),および供血者血清と受血者血球との反応(副試験)があるが,赤十字血液センターからの輸血液に限り,血清中の不規則性抗体がチェックされているので副試験は省略してもよい.しかし院内採血のときには副試験も必要である.
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