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銀杏とは—銀杏学園短期大学
著者: 田ノ上博教1
所属機関: 1事務部
ページ範囲:P.613 - P.613
文献購入ページに移動 本学は九州の森の都といわれる熊本市にある,その由来は市の中央にある熊本城,別名銀杏(ぎんなん)城と深いかかわりをもっている.戦後古城の周辺には銀杏や樟の大樹に囲まれて旧兵舎が残っていた.やがて医科大学は古城の二の丸跡に移転し微生物学教室は百間石垣の上の建物に入り,その一隅に臨床検査室がおかれ,ここが検査技術の習練の場となり,本学の胎動の原動力となった所である.すぐ近くの三の丸跡には化学及血清療法研究所(化血研)があって,大学の指導を受けて予防医学の発展に努めていた.ここにも臨床検査室を置いて需要に応じながら,教室に師事して若い人たちの技術教育を行いパイオニアを育てたのが揺籃期である.
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