icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻8号

1982年08月発行

コーヒーブレイク

つつが虫病

ページ範囲:P.714 - P.714

文献概要

 テレビを見るときはまず新聞の番組案内に目をとおしてから,見るか見ないか決めている.けれども放送の内容に関係なくスイッチを入れる場合がある.朝のNHKの「明るい農村」はさわやかで,農村で育った私にとって,故郷のことがなつかしく偲ばれる.
 今朝はいつもとふん囲気の異なったつつがむし病の話題が登場した.つつがむし病は秋田,山形,新潟の3県の河川添いに風土病的にみられる病気である.つつがむし病は水田で作業した人がつつがむしの幼虫に刺されて発病すると思っていたのであるが,意外であったのは患者が山菜を取りに山の草叢に人り,そこで感染したとのことであった.ツツガムシは大腿,陰部など柔らかい皮膚を刺し,刺し口は1つであるとのことである.発病すると刺し口に近い部分のリンパ節が腫れ,患者は高熱を発し,肝腫が出現するのだそうだ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら