icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻8号

1982年08月発行

文献概要

最近の検査技術

バイテックAMSによる細菌検査

著者: 古田格1

所属機関: 1近畿大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.726 - P.730

文献購入ページに移動
 細菌検査法は時代により変遷がみられるが,ついに自動化の時代を迎えた.細菌検査では伝統的な用手法が,継続・実施されてきたが,効率の良い検査法とはいえない.細菌の同定や薬剤感受性検査を行うためには,繁雑な業務を要求され,成績が得られるまでにはいくつかの過程があり,多くの検査所要時間を必要とする.
 そこで,正確で効率のよい検査を行うため,近年では簡易同定キット(API 20E, Micro ID,バイオテスト1号など)の導入が盛んに各施設でなされている.簡易キット法は従来法に比較して,培地の作製や滅菌に要する時間が著しく軽減され,製品管理下で製造されるため,品質的に優れたり,また凍結乾燥培地を使用するため,長期間の保存に耐えられるなど,いくつかの利点があげられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら