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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻8号

1982年08月発行

文献概要

マスターしよう基本操作B

細菌の分離培養法

著者: 松永清輝1

所属機関: 1星ケ丘厚生年金病院検査部

ページ範囲:P.743 - P.750

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 細菌検査における分離培養法は,検査材料から病原菌の純培養を得る手段で,通常は固型培地の表面または深部に集落を作らせる.検査材料や目的とする菌種によっては,分離培養の前に,液体培地による増菌や加熱処理,または動物通過などの方法が用いられることもある.ここでは,臨床細菌検査として日常行われる,尿と血液の一般的な分離培養について述べる.
 検査にかかる前に,まず検体の性状を観察し,適当な検体であることを確認した後,申込書記載の氏名,診断名,化学療法剤の投与時間,採取方法,採取時間などをチェックし,検査材料から予想される検出菌と検索目的菌を考え,使用培地を選び検査を進める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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