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Cryptococcus neoformansの同定のための二つの迅速色素産生試験
著者: 猿渡勝彦1
所属機関: 1長崎大第2内科
ページ範囲:P.817 - P.817
文献購入ページに移動 Cryptococcus neoformansの同定は,通常臨床検査室では形態,ウレアーゼ,糖利用試験および硝酸塩還元試験によって行われるが,Kaufmann, C. S. & Merz,W. G.(J. Clin. Microbiol.,15, 339, 1982)は,菌の産生するフェノール・オキシダーゼ活性による色素産生性を利用して,Cryptococcus neoformansの迅速同定のための二つの試験法を開発し,報告したのでその要点について紹介する.
供試した菌種は,C. neoformans52株,本菌以外のCryptococcus属4菌種19株およびCandida albicasn,C. guilliermondii,C. krusei,C. lusitaniae,C. Para-Psilosis,C. Pseudotropicalis,C. tropicalis,Geotrichumspp.,Rhodotorula spp.,Saccharomyces cerevisiae,Torulopsis glabrata,Trichosporon boigeliiを含む酵母様真菌1800株を用いた.これらのすべての菌種の同定は,形態,炭水化物の発酵および利用試験,ウレアーゼおよび硝酸塩還元試験により行った.
供試した菌種は,C. neoformans52株,本菌以外のCryptococcus属4菌種19株およびCandida albicasn,C. guilliermondii,C. krusei,C. lusitaniae,C. Para-Psilosis,C. Pseudotropicalis,C. tropicalis,Geotrichumspp.,Rhodotorula spp.,Saccharomyces cerevisiae,Torulopsis glabrata,Trichosporon boigeliiを含む酵母様真菌1800株を用いた.これらのすべての菌種の同定は,形態,炭水化物の発酵および利用試験,ウレアーゼおよび硝酸塩還元試験により行った.
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