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文献詳細

雑誌文献

検査と技術10巻9号

1982年09月発行

文献概要

おかしな検査データ

ASO価の異常値—脂質による影響とその対策

著者: 三上通英1 小池道雄1 川真田克明1

所属機関: 1大給臨床検査所

ページ範囲:P.818 - P.820

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 扁桃炎,急性リウマチ熱,急性糸球体腎炎など,溶レン菌感染症の診断に今や欠くことのできないスクリーニング検査の一つとなったASO価の測定は,毒素中和阻止反応によるRanz-Randall法あるいはそのマイクロタイター法,およびラテックスあるいは死菌菌体を用いる受身凝集反応と大別されるが,現在では,ラテックス法が普及したとはいえやはりRanz-Randall法が広く行われている.
 毒素中和阻止反応には,周知のように避けられない問題として脂質による非特異的な溶血阻止がみられる.それはASO価の疑陽性あるいは高値となって表われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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