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文献詳細

雑誌文献

検査と技術11巻1号

1983年01月発行

文献概要

マスターしよう基本操作

心電図記録のための電極の付け方

著者: 堀越孝彦1 山田重信1

所属機関: 1兵庫県立姫路循環器病センター生理検査室

ページ範囲:P.47 - P.54

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 心電図を正確に記録するためには電極の付け方の良否に気を配る必要がある.すなわち電極を正確に意図する場所に確実に固定し,皮膚と電極との間の抵抗を少なくし,かつ電極,クリーム,皮膚間の分極電圧をなくすることにある.
 近年臨床心電図学の発達により,心電図の臨床応用が広くなり,12誘導心電図やベクトル心電図に加えて,運動負荷心電図(マスター負荷,トレッドミル,エルゴメーター)や長時間携帯心電図記録(Holter心電図),さらにCCUにおける長時間心電図モニターがよく行われるようになった.これらに対応して種々の電極が開発されており目的に応じて使い分けられている.例えば運動負荷においては運動による基線の動揺,電極のずれを少なくすることが配慮されている.長時間心電図モニターでは皮膚に対する刺激性について考慮する必要がある.本稿においては紙面の都合上我々が行っている電極の付け方について説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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