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技術講座 細胞診
子宮癌の細胞診
著者: 島寛人1 高橋正宜1
所属機関: 1岐阜大学医学部第1病理
ページ範囲:P.1093 - P.1098
文献購入ページに移動 婦人科細胞診とは,子宮腔内,子宮頸管内,子宮腟部,腟壁,まれに卵管,卵巣から自然にまたは人工的に剥離する細胞の形態学的な変化を顕微鏡下に観察し,診断する方法である.
婦人科疾患,特に子宮癌の早期発見における細胞診の役割は極めて重要であり,本邦でも子宮癌集団検診として1955年ごろより徐々に普及され,現在その受診者数は270万人を越えるに至っている.これは診断手技としての細胞診の持つ特性,すなわち,検体採取の容易性(非侵襲性)および反復性,検体操作の簡便性,臨床診断法としての信頼性に負うものである.
婦人科疾患,特に子宮癌の早期発見における細胞診の役割は極めて重要であり,本邦でも子宮癌集団検診として1955年ごろより徐々に普及され,現在その受診者数は270万人を越えるに至っている.これは診断手技としての細胞診の持つ特性,すなわち,検体採取の容易性(非侵襲性)および反復性,検体操作の簡便性,臨床診断法としての信頼性に負うものである.
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