文献詳細
基礎実習講座
文献概要
酸,アルカリ(H+,OH-)を溶液中に共存させてもpHを一定に保ち得る力を緩衝能と呼び,その溶液を緩衝液という.
われわれが気ままな食生活をし,胃からの塩酸,膵からアルカリの分泌,過呼吸による肺胞内のCO2バランスがくずれても,血液pHはほとんど一定の幅に抑えられている.この緩衝作用が体内環境を恒常に保つ機構の担い手となり,細胞の働きをスムースにし,われわれの生命が維持されることとなる.
われわれが気ままな食生活をし,胃からの塩酸,膵からアルカリの分泌,過呼吸による肺胞内のCO2バランスがくずれても,血液pHはほとんど一定の幅に抑えられている.この緩衝作用が体内環境を恒常に保つ機構の担い手となり,細胞の働きをスムースにし,われわれの生命が維持されることとなる.
掲載誌情報