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ザ・トレーニング 統計学
3 相関係数の求め方
著者: 太田抜徳1
所属機関: 1自治医科大学附属病院臨床病理部
ページ範囲:P.271 - P.273
文献購入ページに移動対応する二つの要因に,何らかの関係が有るか否かを-1〜+1の間に数量化したものが相関係数(γ)である.
図1は対応する要因(a,b)を平面上に散布図として表わした種々の相関図とγ値を示したが,イ,ロはaの増加に対しbは減少するという関係が見られ,これを負の相関,または逆相関と呼んでいる.ニ,ホはこれとは逆に,一方の増加に対して他方も増加するという関係が見られ,正の相関,または単に相関関係が有ると称している.ハの状態はa,bの要因に因果関係は認められず,相関関係がない,または無相関の関係と呼んでいる.
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