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文献概要
けんさアラカルト
固定・脱水用振盪器
著者: 前田明1
所属機関: 1東邦大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.378 - P.378
文献購入ページに移動この振盪器は台上にレールを敷いて,資料瓶を載せる箱に戸車4個を取り付け,この箱をモーター回転部に連結させレール上を往来させることにより振盪を行うという,モーターの回転運動を直線運動に変えた比較的単純な振盪器である.モーター部に取り付けたクランク板の大きさは直径8cmで,中心からそれぞれ1.5,2,2.5.3,3.25cmのところにネジ穴を切って,その穴を選ぶことによりレール上を往復するスピードが調節できるようにしてあるが,実際使用に適した位置は3cmのところであった.これより内側ではスピードが増し,液の振盪も増すが組織に与える影響を考えるとあまり激しい振盪は好ましくない.載物箱は資料瓶が8個載せられるように中仕切りがしてあり,振盪器全体の大きさは28cm×90cmとややスペースをとるが,設置場所によっては資料載物箱の大きさを変えることにより有効に利用することが出来る.
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