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文献詳細

雑誌文献

検査と技術11巻5号

1983年05月発行

文献概要

検査を築いた人びと

腸チフス菌の検出法を確立した ゲオルグ・T・A・ガフキー

著者: 酒井シヅ1

所属機関: 1順天堂大学医史学

ページ範囲:P.408 - P.408

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 結核の細菌学的診断基準として活用されるガフキー号数でその名を残しているガフキーは,ドイツの細菌学者であった.
 ゲオルグ・ガフキーは1850年2月17日にハンノーバーに生まれた.父親は回船問屋であったが,医学の道を選んだガフキーはベルリン大学に進み,1875年に医師免許を得てからは軍隊に入り,数年間を軍医として過ごした.そして1880年,新たに創設された公衆衛生院に所長コッホの助手として入り病原性細菌学の研究を始めた.ときは細菌学が最先端の学問として始動したばかりであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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