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文献詳細

雑誌文献

検査と技術11巻5号

1983年05月発行

文献概要

マスターしよう基本操作

筋無力症検査法

著者: 高守正治1 松原四郎1 奥村誠一1 駒井清暢1

所属機関: 1金沢大学医学部附属病院神経内科

ページ範囲:P.453 - P.460

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 今日,重症筋無力症は免疫学的機序を根底にもつ一つの受容体疾患であるとする考えがほぼ定着し,抗アセチルコリン受容体(AChR)抗体のほか,補体(C3,C9),AChRで感作されたリンパ球,胸腺の役割もしだいに明らかにされ,この新しい観点からの診断法の導入によって,臨床面からの本病へのとりくみ方にも大きな変遷があった.また類縁疾患で悪性腫瘍その他に伴いやすいことで知られるイートン・ランバート筋無力症候群は,神経終末側に原因が求められ,神経刺激に応じて遊離されるアセチルコリン量子の数の減少がその機序とされ1),この疾患も免疫学的機序がその病因論上で示唆されつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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