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文献詳細

雑誌文献

検査と技術11巻8号

1983年08月発行

文献概要

ザ・トレーニング 精度管理法

生化学1—添加回収試験

著者: 中甫1

所属機関: 1千葉大学検査部

ページ範囲:P.761 - P.763

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 添加回収試験とはrecovery testの訳語で単に回収試験ともいう.この試験は定量しようとする目的物質の濃度に対して常に同じ比率(%)で現れる誤差,すなわち比例系統誤差(proportionalsystematic error;相乗誤差ともいう)の存在の有無とその程度を推定するための試験法と考えられている.実際には,目的物質の純物質の一定濃度を被検試料に添加し,添加した試料と無添加試料を同時に測定してその差(回収量)を求め,その回収量の添加量に対する比率(recovery;回収率)を計算する.添加回収試験には純物質を秤量して試料に直接添加する方法と,純物質の濃厚溶液を試料に添加する方法があるが,臨床検査の領域では主として後者が用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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