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文献詳細

雑誌文献

検査と技術11巻9号

1983年09月発行

文献概要

病気のはなし

神経芽細胞腫—子どもの悪性新生物

著者: 沢田淳1 坂本泉1

所属機関: 1京都府立医科大学小児科

ページ範囲:P.790 - P.796

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 神経芽細胞腫(neuroblastoma)という小児に特有な癌は,小児期の悪性腫瘍の中では白血病に次いで多く,固形腫瘍の中でもっとも多い.予後は他の癌に比べて悪いが,早期すなわち1歳以下で腫瘍が小さくて,広がっていないときに発見されると,容易に治癒させることができる.この癌はカテコールアミンを産生する腫瘍として有名であるが,このような生化学的特性のほかに,発生学的・生物学的・免疫学的に興味深い特性がある.これらの特性と臨床的な事項についてのべる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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