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技術講座 血清
免疫グロブリン・フラグメント同定法
著者: 長縄謹子1
所属機関: 1国立東京第二病院臨床検査科
ページ範囲:P.32 - P.36
文献購入ページに移動 免疫グロブリン・フラグメント病(表)とは,免疫グロブリンの構成成分(フラグメント)が病的に血清または尿中に出現する病態であると今村1)は提唱した.このフラグメントの同定法であるイミュノセレクション(immunoselection)法およびその変法は,特殊装置を必要とせずにα鎖病2),γ鎖病3),μ鎖病のheavy chain病(H鎖病)などの診断が容易に可能となるため,欠くことのできない日常検査法と思われる.今回H鎖(Fcフラグメント)を中心に,本法およびその変法について原理,操作法,注意事項について記述する.
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