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文献詳細

雑誌文献

検査と技術12巻10号

1984年10月発行

文献概要

アーチファクト

尿蛋白検査—造影剤

著者: 川畑貞美1

所属機関: 1順天堂大学浦安病院検査科

ページ範囲:P.917 - P.917

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 造影剤が影響を与える尿検査には,アルカロイド試薬を用いる尿蛋白検査,塩酸を用いるエールリッヒ・アルデヒド反応,オーベルマイヤー法,ヤッフェ法,硫酸を用いる塩化第二鉄反応など各種酸類を用いた尿検査や,尿比重測定,尿沈渣鏡検1)などがある.今回は尿蛋白検査で偽陽性を呈する造影剤について紹介する.尿蛋白検査でアルカロイド試薬を用いたスルホサリチル酸法,トリクロル酢酸法は造影剤の混入している尿で実施すると白濁,凝集し偽陽性を呈す.写真は各種造影剤の凝集塊などを示したものである.
 写真1 スルポサリチル酸法で白濁を呈した胆のう・胆管造影剤ビリグラフィン混入尿.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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