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文献詳細

雑誌文献

検査と技術12巻2号

1984年02月発行

文献概要

技術講座 細胞診

体腔液の細胞診

著者: 桔梗辰三1 竹津恵実子1

所属機関: 1横浜市立大学病院中央検査部

ページ範囲:P.154 - P.158

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 最も単純な方法が,最も判定に好都合な標本を生むことになる.
 検体採取-保存-集細胞-塗抹-固定-染色-カバーグラスによる被覆の全工程における特別の注意や工夫は,検鏡・判定に最も都合のよい標本を作るためにほかならない.検鏡・判定に好都合とは,細胞の分布密度や核と細胞質の色調と濃度が適度で,またそれぞれの対比がよく,背景がきれいで,結果として判定の基準項目のそれぞれを割り増ししたり,割り引いたりしないで適用されることを意味する.もちろん,判定する人の多少の好みは許されるであろうが.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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