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基礎実習講座
固定の実際
著者: 渡辺恒彦1
所属機関: 1東京逓信病院
ページ範囲:P.175 - P.178
文献購入ページに移動病理組織標本作製の2本柱
筆者の病理歴は約40年弱であるが,標本作りの基本は二つ,①固定,②パラフィンの入り,に尽きると思っている.固定が良くて,パラフィンの入りさえ十分ならば,あとの薄切,染色など,はっきり言えば付け足しのようなもので,すこし慣れれば大して難しい技術とは言えない.
今まで多くの方々から標本作製の苦労話を聞いたり,質問も受けてきたが,だいたいはこの固定とパラフィンの入りの2点に帰着してしまうことが多かった.
筆者の病理歴は約40年弱であるが,標本作りの基本は二つ,①固定,②パラフィンの入り,に尽きると思っている.固定が良くて,パラフィンの入りさえ十分ならば,あとの薄切,染色など,はっきり言えば付け足しのようなもので,すこし慣れれば大して難しい技術とは言えない.
今まで多くの方々から標本作製の苦労話を聞いたり,質問も受けてきたが,だいたいはこの固定とパラフィンの入りの2点に帰着してしまうことが多かった.
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