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文献詳細

雑誌文献

検査と技術12巻3号

1984年03月発行

文献概要

検査を築いた人びと

元素分析法を完成した ユストゥス・リービッヒ

著者: 酒井シヅ1

所属機関: 1順天堂大学医史学

ページ範囲:P.224 - P.224

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 化学が医学の世界で正当な地位を得て,医学の発展に大きく寄与するようになるのは,19世紀に入ってからである.特に,元素分析法を自由に活用して,有機化合物の分析,合成を可能としてから,化学の医学における重みは一段と増したのであった.有機化合物の元素分析法の原理はラボアジエが既に18世紀末に作り上げていたが,その作業に要する手間はたいへんなものであった.それをより容易にしたのがリービッヒであり,それは100年余りたった今も,同法の骨格をなしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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