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文献詳細

雑誌文献

検査と技術12巻4号

1984年04月発行

文献概要

基礎実習講座

腸内細菌科に属する主な病原菌の同定に用いられる鑑別培地の判定法

著者: 太田建爾1

所属機関: 1東京都立衛生研究所・多摩支所

ページ範囲:P.351 - P.355

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 腸内細菌科(Family Enterobacteriaceae)に属する細菌のうち,ヒトに対して起病性を有する細菌には,大きく分けると腸管感染症の原因菌と,その他の感染症の原因菌とがある.前者には,赤痢菌(Shigella),サルモネラ(Salmonella;チフス菌S.typhi,パラチフスA菌・B菌S.paratyphi A・B,およびその他のサルモネラ),腸炎起病性大腸菌(Enteropathogenic Escherichia coli),エルシニア(Yersinia)などが入る.
 また後者の細菌は,泌尿器系,呼吸器系をはじめ,その他の感染症などの原因菌として,大腸菌(E.coli),クレブシエラ(Klebsiella),プロテウス(Proteus),シトロバクター(Citrobacter)などが検査の対象となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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