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病気のはなし
手足口病
著者: 浦野隆1
所属機関: 1東京都済生会中央病院小児科
ページ範囲:P.394 - P.400
文献購入ページに移動その際だった臨床上の特徴から,一部の症例を除いて一般に従来から知られている特異的な急性熱性発疹症との鑑別は容易である.しかも大部分のもので重症化することがなかったといったところから,当初あまり臨床的に注目されていなかった疾患である.しかしながら,後述するようにE. 71型による本症の出現,特に1973年におけるHFMDの流行時に,その約24%ほどにも髄膜炎の合併症例がみられたとの報告1)があってから,十分警戒を要する疾患として再認識されるようになった.
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