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文献概要
検査法の基礎理論 なぜこうなるの?
免疫電気泳動法
著者: 長縄謹子1
所属機関: 1国立東京第二病院臨床検査科
ページ範囲:P.401 - P.407
文献購入ページに移動 GrabarとWilliams(1953)が考案した免疫電気泳動法は,松橋1)(1958)によってわが国に紹介された.その後詳細に検討され,多数の論文が発表されている2〜5).そして今日では,その有用性により血漿蛋白質,特に免疫グロブリンの質的な検索に欠くことのできない検査法である.本法の特長は,次のとおりである.
1)電気泳動法であらかじめ分画し,その後のゲル内沈降反応により数多くの抗原物質(血漿蛋白質)が,半定量的に沈降線として一目のもとに肉眼で観察できる.
1)電気泳動法であらかじめ分画し,その後のゲル内沈降反応により数多くの抗原物質(血漿蛋白質)が,半定量的に沈降線として一目のもとに肉眼で観察できる.
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