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文献詳細

雑誌文献

検査と技術12巻5号

1984年05月発行

文献概要

トピックス

フィブロネクチン

著者: 松田道生1

所属機関: 1自治医大

ページ範囲:P.471 - P.472

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1.フィブロネクチンとは
 フィブロネクチン(fibronectin;FN)は,線維芽細胞や平滑筋細胞などの間葉系細胞で作られてその膜蛋白質として分布するほか,分泌されて細胞間を連結する線維構築の基材となり,さらに広く種々の部位で基底膜に結合して存在する.その名は,この性状にちなんで,fibra(線維),nectere(結合する)というラテン語から作られ,Mosherによって提唱された.細胞や組織に広く分布する本蛋白質と極めて近似の糖蛋白質は血漿中にも難溶ながら可溶性分画として約30mg/dlの濃度で存在する1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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