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蛍光抗体法を用いた肺炎球菌の同定と型別
著者: 小栗豊子1
所属機関: 1順天堂大学病院中検
ページ範囲:P.473 - P.474
文献購入ページに移動 肺炎球菌は細菌性肺炎,化膿性髄膜炎の原因菌として重要であるが,眼科,耳鼻咽喉科をはじめ,産婦人科領域での感染症の原因ともなる.中でも重症基礎疾患を有する患者や,高齢者,若年齢者では本菌種による肺炎,髄膜炎では死亡率が高いことが報告されている.これらの患者の肺炎球菌感染症を防ぐ目的で,現在,肺炎球菌ワクチンが検討されており,このことに関連して,肺炎球菌の菌型分布の調査が盛んに行われているようになった.
肺炎球菌は現在80以上の型に型別され,このための手技は莢膜膨化反応により行われる.
肺炎球菌は現在80以上の型に型別され,このための手技は莢膜膨化反応により行われる.
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