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技術講座 生化学
尿中酵素の測定1—NAG
著者: 飯村康夫1
所属機関: 1自治医科大学臨床病理学
ページ範囲:P.505 - P.509
文献購入ページに移動NAGとは
N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ(NAG,EC 3.2.1.30)は肝細胞,腎尿細管上皮,脳,顆粒球,赤芽球などの種々の組織細胞のライソゾームに含まれる加水分解酵素の一つであり,これらの細胞の障害時に細胞外に逸脱してくる.NAGの分子量は112,000〜126,000で,アイソザイムはDEAE-セルロースイオン交換クロマトグラフィーによりA型,B型およびこの中間のⅠ型の三つに分けられる1).
N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ(NAG,EC 3.2.1.30)は肝細胞,腎尿細管上皮,脳,顆粒球,赤芽球などの種々の組織細胞のライソゾームに含まれる加水分解酵素の一つであり,これらの細胞の障害時に細胞外に逸脱してくる.NAGの分子量は112,000〜126,000で,アイソザイムはDEAE-セルロースイオン交換クロマトグラフィーによりA型,B型およびこの中間のⅠ型の三つに分けられる1).
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