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マスターしよう基本操作
ウイルスの培養—2 鶏卵培養法
著者: 山西弘一1
所属機関: 1大阪大学微生物病研究所麻疹部門
ページ範囲:P.531 - P.535
文献購入ページに移動図1に発育鶏卵のモデルを示した.図のように発育鶏卵は大きく卵殼,卵殼膜,羊膜,羊水腔,漿尿膜,漿尿腔,胎児,卵黄,卵白に分けられる.通常,ウイルスの培養に用いられるのは羊膜,漿尿膜,卵黄膜であり,おのおの羊水,漿尿液,卵黄にウイルスを接種する.ウイルス材料は可能な限り雑菌の混入は避けるべきである.
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