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技術講座 細菌
クラミジアの検査法
著者: 徐慶一郎1
所属機関: 1デンカ生研(株)生物理化学研究所
ページ範囲:P.597 - P.601
文献購入ページに移動クラミジアの分類と主要疾患(表1)
現在クラミジアは,封入体の性状,サルファ剤に対する感受性,DNAハイブリディゼーション(異種交配)の成立度などから,トラコーマ群とオウム病群とに分類されている.ヒトの疾患は,本来ヒトが自然の宿主であるトラコーマクラミジアによる各種疾患と,本来トリが自然宿主であり,たまたまヒトが罹患するオウム病とに大別される.ヒト以外に哺乳類,鳥類にはオウム病クラミジアが分布し,各種の疾患を惹起する.わが国で近年重要視され,発生頻度の大きくなっている疾患としては,オウム病と,トラコーマクラミジアによる性病,封入体結膜炎,新生児肺炎が挙げられる.
第4性病は,トラコーマクラミジアの一つに分類されており,現在数は少ないが,病理発生学的には特徴のある疾患である.
現在クラミジアは,封入体の性状,サルファ剤に対する感受性,DNAハイブリディゼーション(異種交配)の成立度などから,トラコーマ群とオウム病群とに分類されている.ヒトの疾患は,本来ヒトが自然の宿主であるトラコーマクラミジアによる各種疾患と,本来トリが自然宿主であり,たまたまヒトが罹患するオウム病とに大別される.ヒト以外に哺乳類,鳥類にはオウム病クラミジアが分布し,各種の疾患を惹起する.わが国で近年重要視され,発生頻度の大きくなっている疾患としては,オウム病と,トラコーマクラミジアによる性病,封入体結膜炎,新生児肺炎が挙げられる.
第4性病は,トラコーマクラミジアの一つに分類されており,現在数は少ないが,病理発生学的には特徴のある疾患である.
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