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文献詳細

雑誌文献

検査と技術12巻7号

1984年07月発行

文献概要

検査を築いた人びと

血液ガス分析の先駆者 ハインリッヒ・マグヌス

著者: 深瀬泰旦1

所属機関: 1順天堂大学医史学

ページ範囲:P.604 - P.604

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 心臓カテーテルが心疾患の診断に果たす役割は,測り知れないものがある.この方法によって心臓各部の内圧を測定し,血液ガスの分析を行うことによって,血行動態をより正確に把握することができるようになった.分析技術の簡便化に伴って,血液ガス分析は近年では日常診療の分野にも利用され,診断面ばかりでなく,治療面においても大きな力となっている.
 血液中に存在する酸素,二酸化炭素,窒素などのガスを証明して,呼吸生理学に一つの方向を与えたのがマグヌスである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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