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文献詳細

雑誌文献

検査と技術12巻8号

1984年08月発行

文献概要

基礎実習講座

分光蛍光光度計の原理と使い方

著者: 山本秀雄1 野上太郎2 嶺岸久子3

所属機関: 1(株)日立製作所 計測器事業部 科学機器部 2(株)日立製作所那珂工場光学装置設計部 3(株)日立製作所那珂工場応用技術センター

ページ範囲:P.739 - P.744

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 現在の臨床検査部門における化学分析は,吸光分析が主流であるが,蛍光分析は吸光分析に比べ2〜3桁の高い感度をもち,また励起スペクトル,蛍光スペクトルの二つの情報が得られ,物質の選択性に優れているため,吸光分析では測定困難であった生体微量物質の分析に応用されている.例えば,ホルモン,赤血球や尿中のポルフィリンの測定,カテコールアミンの定量分析などに応用されている1).また最近では蛍光分析を利用して超微量分析を行い,キャピラリーチューブ1本の血液で多項目の血清化学分析を行う試みがなされ,小児科診療に利用されつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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