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ヒトα1-ミクログロブリン(以下,α1-mと略す)は,1975年にスウェーデンのEkströmらにより腎尿細管障害患者および健康人の尿から単離された分子量33,000の低分子蛋白で,電気泳動上α1領域に易動度を示す新しい蛋白成分である.
α1-mは21.76%の糖質を含有しており,超遠心法,免疫拡散法,およびSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法では均一であるが,アガロースゲル電気泳動法(pH8.6)では不均一な蛋白帯としてα1領域に分離される.また,α1-mの特徴的な性質として,最終的に分離精製した後にも薄い茶褐色を帯びていることが挙げられる.
α1-mは21.76%の糖質を含有しており,超遠心法,免疫拡散法,およびSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法では均一であるが,アガロースゲル電気泳動法(pH8.6)では不均一な蛋白帯としてα1領域に分離される.また,α1-mの特徴的な性質として,最終的に分離精製した後にも薄い茶褐色を帯びていることが挙げられる.
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