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検査を築いた人びと
ミクロトームを考案した ヤン・プルキンエ
著者: 酒井シヅ1
所属機関: 1順天堂大学医史学
ページ範囲:P.16 - P.16
文献購入ページに移動 19世紀に入って顕微鏡の構造やレンズの改良が重ねられた結果,顕微鏡の性能は著しく向上した.それによって19世紀後半に入ると生物の微細構造が明らかにされたが,それと同時に標本作製の面でさまざまな工夫がなされたことはいうまでもない.小脳のプルキンエ細胞や心筋のプルキンエ線維で知られるヤン・プルキンエは,ミクロトームを開発して超薄切片を作る道を拓いた人でもあった.
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