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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻1号

1985年01月発行

文献概要

技術講座 血液

血液凝固検査1—検査のための採血と血漿,血清の作り方

著者: 羽田雅夫1

所属機関: 1東京医科大学臨床病理学教室

ページ範囲:P.33 - P.38

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 急性心筋梗塞,脳出血および脳梗塞を中心とする脳血管障害,悪性腫瘍が現在,三大成人病であり,これらの疾患には文字どおり血栓ないし出血あるいは播種性血管内凝固障害(disseminated intravascular coagulopathy;DIC)といった血液凝固機転の異常が関与しており,死因に結びついていると言っても過言ではない.また外傷,手術などにおける止血のみならず,その後の組織修復にも凝固が関与しており,その病態における凝固機転の状態を把握しようとする血液凝固学の進歩には,目覚ましいものがある.そしてその検査は,血小板系,凝固因子系,線溶系,補体系と幅広くにわたり凝血学的検査として数多く開発され,臨床応用されてきている.
 今回は,その凝血学的検査のための採血のしかた,血漿および血清の作製法について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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