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垣間見た女性心理—「解剖学的女性論」—渡辺 淳一 著/「女の気持ち 男の気持ち」—島田 一男 著
著者: 岡林誠1
所属機関: 1津島市民病院検査科
ページ範囲:P.49 - P.49
文献購入ページに移動 家庭や職場における日常生活の中で,女性と男性が互いに理解し合い,より良い人間関係を作り出したいものである.私は女性心理について渡辺淳一氏の『解剖学的女性論』と,島田一男氏の『女の気持ち 男の気持ち』を読んでみた.
渡辺氏の『解剖学的女性論』であるが,渡辺氏は医師であり,医学的立場より人体構造の違い,性の違いを通じて女性を分析し論じているところが『解剖学的女性論』と名づけた理由でないかと思う.この中で解剖している女性は「ウーマンリブの女性,ヒステリーの女性,永遠の愛を信じる女性,浮気な女性,レスビアンの女性,不感の女性,嘘つきの女性,更年期の女性」である.その中で第九章「嘘つきの女性」についてであるが,「女性に生理が始まり,それは月に一度訪ずれそのたびに個人的に処理し素知らぬふりを装うという嘘を重ねなければならないことになる」との一節がある.女性心理を考えるうえで,女性の生理についてもっと知る必要があるのではないかと思う.
渡辺氏の『解剖学的女性論』であるが,渡辺氏は医師であり,医学的立場より人体構造の違い,性の違いを通じて女性を分析し論じているところが『解剖学的女性論』と名づけた理由でないかと思う.この中で解剖している女性は「ウーマンリブの女性,ヒステリーの女性,永遠の愛を信じる女性,浮気な女性,レスビアンの女性,不感の女性,嘘つきの女性,更年期の女性」である.その中で第九章「嘘つきの女性」についてであるが,「女性に生理が始まり,それは月に一度訪ずれそのたびに個人的に処理し素知らぬふりを装うという嘘を重ねなければならないことになる」との一節がある.女性心理を考えるうえで,女性の生理についてもっと知る必要があるのではないかと思う.
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