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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻1号

1985年01月発行

文献概要

基礎実習講座

骨髄穿刺液の処理

著者: 丹羽欣正1

所属機関: 1奈良県立医科大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.59 - P.63

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 一滴の骨髄穿刺液から得られる情報は,種々の疾患の病態把握,血液疾患の診断および治療の経過観察にとその利用範囲は広く,臨床検査に用いる検査材料の中でも,特に重要なものの一つである.また同時に,採取後の検査が失敗したからといって,容易に再採取をすることができない検査材料でもある.この貴重な骨髄穿刺液をより確実な情報源とするためには,①正確な採取,②採取された骨髄穿刺液の慎重かつ正しい処理,の二点が重要なポイントとなる.
 本稿では,穿刺に関することは省略することとし,正確に採取された骨髄穿刺液を正しい処理方法によって,いかに有効に利用するかを,筆者らが日常実施している方法を中心に紹介する.ただし,施設によっては穿刺器具の準備が必要であることもあるので,この点についても若干触れることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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