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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻1号

1985年01月発行

文献概要

けんさアラカルト

健康保険法改定の問題点

著者: 小河一夫1

所属機関: 1京都南病院

ページ範囲:P.66 - P.66

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1.健保法改定の背景
 去る10月1日から,健保法が改定されてスタートした.その骨子は,①本人給付に定率負担を導入,②その給付減分を財源に退職者医療制度を創設,③国保の国庫負担削減,④高額療養費限度額の修正,⑤日雇健保の廃止,⑥一定の自由診療に特定療養費を給付,⑦レセプト審査体制の強化,などである.
 これらは59年度予算の概算要求に当たって発表され,わずか一国会の審議で成立したが,健保創始以来の十割給付・皆保険の目標を転換する大改革である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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