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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻1号

1985年01月発行

文献概要

ザ・トレーニング

生理検査機器の周波数特性

著者: 清水加代子1

所属機関: 1東北大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.67 - P.70

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 診療あるいは治療の場は,人間と機器との多種多様な組み合わせの上に成り立っている.したがって,このような場で医療を行う場合,データの信頼性が問題になり,医療技術者は常に信頼性を考慮して検査にあたる必要がある.
 周波数特性は,機器の性能を決める因子の一つで,データの信頼性に直接関係する特性である.臨床生理検査で用いる心電計や脳波計は,それぞれの生体信号に適した周波数特性をもち,規格が決められている.しかし,機器が新しいうちは規格どおりの機能を維持していても,経年変化によって徐々に機能が劣化してくるとその発見が困難となり,信頼性が失われてくる.したがって,日常検査において機器の性能を定期的に点検し,信頼性を保つ必要がある.ここでは電気生理検査の代表的機器である心電計と脳波計の周波数特性について述べ,電気的特性の理解を深める一助にしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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