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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻10号

1985年10月発行

文献概要

エトランゼ

アエロかエアロか

著者: 常田正

所属機関:

ページ範囲:P.945 - P.945

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 "aerobic dance"というものが流行している.テレビの女性アナウンサーが,「次はアエロビック・ダンスのお時間です」と言っていた.
 "aero"は"air"と同系の語なので,英語読みでは[ε∂],[έ∂rou]という発音になる."aero"をローマ字読みにするから「アエロ」となるのである.もともとギリシャ語の"āér"が語源であり,ヨーロッパの諸語はみなこれを受け継いでいる.独,仏,伊,西みな"aero"と綴り,発音も「アエロ」系である.英語の発音だけが変わりものなのである.
 しかし"aerobic","aerobics"となると,純然たる英語なので発音の混同は許されない.カリウム,ナトリウム,ヘリウム,バリウムを似ているからといって混同してはいけないのと同じである.aero一planeは[Cgreplein},aerobic,aerobicsはそれぞれ[εer5bik],[εer5biks]と読むのが正しい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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