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エトランゼ
アエロかエアロか
著者: 常田正
所属機関:
ページ範囲:P.945 - P.945
文献購入ページに移動"aero"は"air"と同系の語なので,英語読みでは[ε∂],[έ∂rou]という発音になる."aero"をローマ字読みにするから「アエロ」となるのである.もともとギリシャ語の"āér"が語源であり,ヨーロッパの諸語はみなこれを受け継いでいる.独,仏,伊,西みな"aero"と綴り,発音も「アエロ」系である.英語の発音だけが変わりものなのである.
しかし"aerobic","aerobics"となると,純然たる英語なので発音の混同は許されない.カリウム,ナトリウム,ヘリウム,バリウムを似ているからといって混同してはいけないのと同じである.aero一planeは[Cgreplein},aerobic,aerobicsはそれぞれ[εer5bik],[εer5biks]と読むのが正しい.
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