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検査法の基礎理論 なぜこうなるの?
ラテックス近赤外比濁法
著者: 庭野明子1 中甫1
所属機関: 1三井記念病院中央検査部
ページ範囲:P.1021 - P.1026
文献購入ページに移動ラテックス凝集反応は,ラテックス粒子を担体とし,抗体(または抗原)を結合させ,それらに対応する抗原(または抗体)との凝集の有無から抗原(または抗体)を検出しようとするものであり,1956年SingerとPlotz2)がリウマチ因子の検出に応用したのが始まりである.その後,妊娠反応,線維素分解産物(FDP)などにも応用されたが,これらはガラス板上で行われ,凝集の有無を肉眼的に判定するため,非常に高い感度を持ちながら一般に(+)か(-)かを判定する定性的なものであり,定量的に用いても凝集終末点の段階的検出のため,半定量にすぎなかった.
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