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技術講座 血液
血液凝固検査9—凝固インヒビターの測定(3)—プロテインC
著者: 鈴木宏治1
所属機関: 1三重大学検査医学
ページ範囲:P.1037 - P.1042
文献購入ページに移動最近,凝固インヒビターの先天性の欠損症により,止血異常をきたす症例が数多く報告されている.アンチトロンビンIII(AT III)欠損症,プロテインC欠損症,プロテインS欠損症などがそれである.これらの因子は,いずれも止血機構上非常に重要な凝固インヒビターであり,止血異常をきたす疾患の診断において必須の検査項目になりつつある.
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