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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻2号

1985年02月発行

文献概要

けんさアラカルト

新しいグラム染色を世に出すまで

著者: 西岡光夫1

所属機関: 1葛飾赤十字産院検査課

ページ範囲:P.146 - P.146

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1.グラム染色法から新染色法へ
 細菌の形態,配列および染色性の相違によりある程度の菌種名が推測でき,細菌検査領域では欠かすことのできないグラム染色は,Christian Gramにより考案された.その後,種々改良法が発表されたが,ヨウ素液による媒染およびアルコールでの脱色操作はすべての方法で一致する.グラム染色法の問題点は,ここに集中し,良好な染色性を得るには技術を必要とする.
 新しいグラム染色法は,上記問題点を解決し,さらに種々の点において今までの方法よりも優秀な成績を示した.詳細な内容については『衛生検査』31巻6号の943〜948頁を参照していただきたい.今回は,発表までの経過を話してみよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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