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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻3号

1985年03月発行

文献概要

トピックス

ADCC活性

著者: 大原守弘1

所属機関: 1福島県立医大第二内科

ページ範囲:P.249 - P.249

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 抗体依存性細胞介在性障害(antibody-dependent cell-mediated cytotoxicity;ADCC)活性とは,標的となる細胞に対する抗体を介して,生体内のエフェクター細胞が,標的細胞を破壊する作用のことである.
 これは,図のように標的細胞の膜表面にある抗原物質にIgG抗体がFab部分(抗体活性をもっている部位)で結合し,一方,抗体の反対側にあるFc部分が,エフェクター細胞がもっているFcレセプターに結合して作用が起こるものである.この結果,抗体とエフェクター細胞によって標的細胞が障害を受ける.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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