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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻3号

1985年03月発行

文献概要

けんさアラカルト

生理検査の定員に対する私見

著者: 古木量一郎1

所属機関: 1北里大学病院臨床検査部

ページ範囲:P.276 - P.276

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 生理検査がこんな飛躍的展開をするとは,予想もしなかった.いま手元に13年前の当院の満床時の技師数の予想表があるが,超音波検査技師は2名となっている.現状はその4倍以上で,それでも足りない.生理検査は患者1人1人に技師1名が取り組む関係があり,患者数と部屋の広さ,設備いかんでそれを消化する技師数を決めなければならない.その際大きな因子は,臨床医の質と需要の動きである.この話し合いがうまく行われず検査部独自で立案すると,すぐパンクするか,逆に閑古鳥が鳴くことになる.そうはいっても,検査部門としては開院前に部屋の割り当てをやり,技師数の配分を決めなければならない.そこで現状分析値を参考にするのがいちばん妥当と考える.
 いま,表に私立大学26校の平均値と当院の状態を比較して示す.私立大学を選んだのは,臨床の要求を満たすために比較的増員や拡大が行われるからで,その点,官公立では定員というものがあり,これは必ずしも現場のニードと合ってないからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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