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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻4号

1985年04月発行

文献概要

検査を築いた人びと

アレルギー反応を診断に応用した クレマン・フォン・ピルケ

著者: 酒井シヅ1

所属機関: 1順天堂大学医史学

ページ範囲:P.326 - P.326

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アレルギーという言葉は日常的に使われているが,この意味を『広辞苑』は次のように記す.「種々な物質の注射・摂取などにより抗体を産出したために体質が変化して,その物質に対し異常に過敏な反応を呈するに至ること.……」
 このアレルギーなる言葉を造ったのが,クレマン・フォン・ピルケ(1874〜1929)であった.ピルケは1900年にグラーツ大学を卒業して小児科医となったが,学生時代からの友人にB.シック(1877〜1967)がいた.二人は共に小児科のエッシェリッチ教授の下に入局したが,ほどなく教授がウィーン大学に栄転したため,あとを追ってウィーンに移り住んだ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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