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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻4号

1985年04月発行

文献概要

技術講座 細菌

培養検査法2—血液

著者: 餅田親子1 菅原和行1

所属機関: 1長崎大学病院検査部

ページ範囲:P.344 - P.350

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 血液培養は菌血症(bacteremia)あるいは敗血症(sepsis)の存在を知る上で,臨床細菌検査の中で極めて重要な位置を占めている.特に近年では,免疫能が低下した状態にある宿主(immuno-compromised host)の増加に伴って,従来は汚染菌(contaminant)として無視されがちであった,皮膚あるいは環境に常在する弱毒菌による感染症もしばしば経験されるようになり,真の起炎菌を決定するために細心の注意を払わねばならない時代となってきた.
 本稿ではこれらの背景をふまえて,血液培養法の実際について若干の解説を加えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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