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技術講座 病理
迅速凍結置換樹脂包埋法を用いた酵素組織化学と免疫組織化学
著者: 山本昇1
所属機関: 1北里大学解剖学
ページ範囲:P.449 - P.454
文献購入ページに移動 正確な病理診断は,鮮明でかつ多くの情報を提供できる標本と,優秀な病理医との協同作業によってもたらされる.したがって病理標本作製に従事する人たちも,常により良い標本作製のための技術の導入に努める必要がある.特に近年,ヘマトキシリン・エオジン染色やアザン染色などの従来からの染色法に加えて,酵素組織化学的染色や免疫組織化学的染色が求められることが多くなってきた.しかし従来から行われているパラフィン包埋標本ではほとんどの酵素活性や抗原性が損なわれるために,新しい技術の導入が必要と考えられる.
そこで,迅速凍結法と樹脂包理法を併用した光学顕微鏡標本の作製法と,その標本の酵素組織化学あるいは免疫組織化学への応用法を紹介する.さらに一歩進んで本法が直ちに電子顕微鏡観察にも適用できるので,その方法も併せて紹介することにする.
そこで,迅速凍結法と樹脂包理法を併用した光学顕微鏡標本の作製法と,その標本の酵素組織化学あるいは免疫組織化学への応用法を紹介する.さらに一歩進んで本法が直ちに電子顕微鏡観察にも適用できるので,その方法も併せて紹介することにする.
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