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けんさアラカルト
院内における細菌検査室の役割
著者: 重光昌信1 伊藤千秋1 野神道栄1
所属機関: 1広島市立安佐市民病院臨床検査部
ページ範囲:P.478 - P.478
文献購入ページに移動以上のような日常業務のほかに,もう一つの重要な役割が細菌検査室にはある.当院では,5年前の開院と同時に,「院内感染対策委員会」が設置され,検査部からは細菌検査担当者が,その一員として加わっている.この委員会が中心になっている院内感染対策のための検査業務は,かなりの量である.開院前から始めた病棟,手術室などの落下細菌および滅菌水の検査と,給食・売店・食堂・産科病棟職員の検便は,毎月1回続けている.そのほかに,滅菌ガーゼやケーパインなどの抜き打ち検査も必要に応じて行っている.また看護部門において,消毒・滅菌に対する関心が深く,思わぬ質問や検討依頼が持ち込まれる.
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