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アメーバ性肝膿瘍
著者: 相楽裕子1
所属機関: 1東京都立豊島病院
ページ範囲:P.561 - P.561
文献購入ページに移動 アメーバ症は世界各地に広くみられるが,一般的には熱帯・亜熱帯に多い疾患で,我が国ではむしろ輸入感染症の色彩が強い.
かつて第二次大戦前後は,出征兵士・引揚者が外地で感染,シスト保有者となり,汚染された井戸水などからの水系感染によって患者が発生するパターンをとることが多かった.その後,環境衛生の向上とともに本症は国内からほとんど姿を消した観があったが,70年代後半に至り,日本人の海外進出とともに再び増加の兆がみられる.
かつて第二次大戦前後は,出征兵士・引揚者が外地で感染,シスト保有者となり,汚染された井戸水などからの水系感染によって患者が発生するパターンをとることが多かった.その後,環境衛生の向上とともに本症は国内からほとんど姿を消した観があったが,70年代後半に至り,日本人の海外進出とともに再び増加の兆がみられる.
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