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文献詳細

雑誌文献

検査と技術13巻7号

1985年07月発行

文献概要

基礎実習講座

コントラスト心エコー図法

著者: 遠田栄一1

所属機関: 1三井記念病院中央検査部

ページ範囲:P.625 - P.628

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 超音波心臓検査法(以下,心エコー図法)の有用性については,いまさらあらためていう必要もないほど広く認められ,非観血的診断法として必要不可欠な検査法となってきている.
 心エコー図法は,心臓の形態や機能を知るうえでは非常に優れた診断法である.しかしその反面,本法では心血管造影のように心腔内の血流情報をとらえることが困難であるため,弁逆流の有無を検出する能力はほとんどない.したがって,逆流性疾患に対して心エコー図法の主な役割は,この逆流が何によって引き起こされているか,つまり成因診断である.コントラスト心エコー図法はこの血流に関する情報を得ることができるため,心エコー図法の弱点をカバーする補助診断法として広く行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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